2024年12月1日、北陸インバウンド観光DX・データコンソーシアム ハッカソンが金沢大学駅前サテライトで開催されました。
このハッカソンは北陸の行政や観光関連業界がコンソーシアム(主幹:金沢大学)として主催し、北陸3県の大学生、北陸に関係する企業の社員、愛媛や東京の6チーム25名が参加しました。インバウンド観光の切り口からデータを活用して北陸 3県の経済・人が活性化するアプリアイディアを作成することをテーマに競いました。

今回は9月以降北陸3県に78台設置したWi-Fi パケットセンサから得た人流データや188か所に設置したQRコードを読み込んで回答してもったアンケート結果、宿泊旅行統計調査、インバウンド消費動向査、訪日外客統計などのデータを駆使し、各チームがインバウンド観光の切り口からデータを活用して北陸3県の経済・人が活性化するアプリアイディアを作成することをテーマに競いました。
福井県観光連盟の佐竹正範氏の開会挨拶に始まり、株式会社B Inc.が技術メンターを担当しながら、和気あいあいとした雰囲気の中で闊達な話し合いと専門的な作業が進められました。

アイディア出しをするチームの様子
約5時間のアイディア開発の後、各チームがそれぞれのアプリ案を発表しました。発表の内容はインバウンド観光客の人流分析から未知の観光ルートの提案など多岐にわたり、アプリ案の発表のみならず、データの収集方法や今後の開発課題などの提案も含まれました。
各チームの発表はグラフィックレコーダーの中尾仁士氏によりリアルタイムにグラレコ化されていきます。



最優秀賞は飲食店の外国人への接客レベル向上アプリを店舗レベル育成ゲームのかたちで提案したチームに贈られました。このアプリを活用することで店舗従業員の接客スキルが向上し、地元経済の活性化が期待できます。

閉会の挨拶では、先端観光科学研究所所長でもある堤敦朗 融合学域教授が新しい時代が北陸から拓けそうだと、期待やアイディアの実現の希望を述べられ大盛況のうちに閉会となりました。
