2025.12.8 新着情報

北陸三県観光データハッカソンを開催 — 三県横断の観光DX推進に向けた新たなプロトタイプが誕生 —

■ 概要

2025年12月8日、北陸三県(富山・石川・福井)の観光データ利活用を推進するため、三県横断のハッカソン「北陸三県観光データハッカソン」を福井県敦賀市にて開催いたしました。本イベントは、観光分野における地域課題をデータとデジタル技術の力で解決することを目的とし、学生・技術者・デザイナー・研究者など多様な参加者が集い、三県それぞれの観光データをもとに短期間でプロトタイプ開発を行いました。

ハッカソンの詳細レポートはこちら:
https://note.com/code4noto/n/n853f811fae00

会場:カグ〜ル

■ 各チームの成果物

【チーム福井】EKKA’S(エッカーズ)

福井県の観光データを可視化し、来訪者行動の分析を容易にするWebアプリケーションを開発しました。観光事業者・自治体の意思決定支援ツールとしての活用が期待されます。

【チーム富山】かんこーでーたくえすちょん

富山県の観光アンケートデータを基に、訪問者像や来訪目的などの分析結果を「質問の答え」として提示するWebサービスを開発しました。専門性の高いデータを一般の利用者にも理解しやすい形に変換した点が特徴です。

【チーム石川】ほくほくルート

石川県内の観光スポットと交通情報を用い、最適な移動ルートを提示するアプリケーションを開発しました。Google APIを活用したルート探索機能を備えていましたが、現在はAPI使用量の都合により公開を一時停止しています。APIを切り替えた改良版を後日公開予定です。

■今後の展望

本ハッカソンでは、三県の観光データを活用した新たな価値創出の可能性が示されました。これらの成果物は、地域のデータ利活用モデルとして、自治体・大学・事業者における新たな取り組みの基盤となることが期待されます。

当事業では引き続き、「観光によって幸福度のあがる地域づくり」を目標に据え、三県横断のデータ整備・人材育成・利活用促進を進めてまいります。

© 北陸インバウンド観光DX・データコンソーシアム